| ぢょやのコラム 2005.4.2 |
シュレッダー |
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個人情報保護法案の施行に際し、私もシュレッダーを購入した。何を個人で買う必要があるのかい、と思われるかもしれないが、私個人の情報ではなく、他の人の情報を扱うこともあるので「とりあえず気を遣っているんだよ」という姿勢もみせるための配慮・配備である。でもシュレッダーしたゴミは再資源としてリサイクルに出せないのである。なんとも環境に悪い法律だ。 かくいう私個人は「情報なんて大して保護する必要もないじゃん」と思っている。そりゃ、銀行から「口座番号も暗証番号も紛失してしまいました!」なんてことで、貯金おろし放題ってのは困るけれども、それとて私の銀行口座に入っているお金なんて他人にとって多少のお小遣いになるかもしれないが犯罪にしてまで奪うほどの価値のない金額なので、仕方がないときは仕方がないのかもしれないくらいにと思っている。この辺は持たざる者の強みなのかもしれない。でも、こうした今までも当然守っていてくれたことまでいかなくても。例えば名前、住所、電話番号くらいは、見ず知らずの他人に知られたって何てことはないのではないかと思う。それでDMが来たからって、放っておけばいいんだし、営業電話がかかってくるのだって、たとえ出てしまったとしても「興味ありませんから」の一言で切ってしまえばいいのだ。何もいちいち生真面目に相手することはない。 確かにうざったい。迷惑メールなど、私も困っている。それに教えたはずもない相手から電話がかかってきたりすると、多少気味悪く思う。「住所を知られてしまうことで犯罪に巻き込まれる危険性もある」という話も理解できないわけではない。しかし、犯罪までいくほどになると、すでに恨みをかっているとか、そういう“情報”以前の出来事の積み重ねであったり、まして今や道を歩いていれば、進入禁止の所をトラックが突っ込んでくるご時世である。すれ違った人にいきなり刺されないとも限らない。情報を守る手間より、身を守る護身術を覚える方が良いのではないかと思ってしまうのだ。 今までも取り扱いに気を付けている企業はきちんとやっているのだ。法律の施行でその範囲が広がるのは良いことなのかもしれない。しかしどこから手に入れたか分からない名簿で営業活動している企業や、名簿屋。そういうったところは従来だって法律すれすれ、あるいは法律を守らないでやってきている。それが今更守るはずもない。そこが問題なのだ。それなのに、逆に過剰に反応しすぎて、病室に名前も表示しないとか、それじゃ患者の取り違えが頻繁に起きそうですね、という恐い病院や、名前や住所を隠してそのうち郵便屋さんが郵便を配れなくなるんじゃないかと思うほどに過敏に反応するのは違うんじゃないかと思う。 守らないよりは守った方が良いのかもしれない。でも、守ったところでそれに見合うメリットがあるのかどうかを今一度考えた方がいいような気がする。しかし、シュレッダーでハガキを切り刻むのは楽しい・・・。 |