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全文ひらがなによるお話、楽しんでいただけましたでしょうか? あれは思いついたとき、「なんて画期的な試みなんだ!」と一人欣喜雀躍ものでした。だって口話について理解してもらうためとはいえ、あんな文章前代未聞でしょう。 実はあれを思いついたキッカケというのは携帯メールなんです。聞こえない人と携帯メールでやりとりするのに、ひらがなばっかりの文章を作る人がいることに気が付きました。最初は「漢字変換が面倒だからなのかな」と思ってたのですが、それもあるけど、もう一つの理由として「漢字がないほうに慣れている」ということを聞きました。で、あれこれ聞いていると、ひらがなばっかりというのは口を読むことに似ている、という話にたどり着いたのです。 新鮮な感じもしたけど、ちょっとゾッとしました。私は半ば遊び感覚で2ページばかりのあの文章を作りました。でも例えば大学の講義。2時間で講師の話は50ページ分くらいの文章になります。あの文章を50ページ読む。で、それで終わりではない。講義が終わった後の友達の話。そして次の講義。・・・延々と、そして永遠にあの文章が続くのです。そう思うと、「うんざりする」という言葉では済まされないほどに聞こえない人の苦労が見えてきます。慣れてしまえば、というものはあるのかもしれませんが、聞こえない人が手話を知ると、皆手話のほうにいっせいに流れてしまう一因がわかるような気がします。 私は口話を否定する者ではなく、聞こえない人にはやっぱり口話も身に付けておいてもらいたいと思っています。でも口話にはやっぱり限界があるとも思ってます。だからこそ聞こえない人がどうやって口話を身につけるのかは、ぜひとも多くの人に知ってもらって、「それじゃどうすればいいのか?」というのを、考えてもらい、手話を勉強しないまでも、聞こえる人の側もコミュニケーションの幅を広げるべきではないのかなぁ、と思っています。 次号のたんぽぽ日記でもこのネタはちょっと引っ張るんだけど、内容は全然違ったものになります。 それは、、、読んでからのお楽しみ! |
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